リボ払いの返済が終わらない〜リボ地獄の原因とリボ払いを完済するための3つの方法

リボ払いの返済が終わらない理由と今すぐ債務整理を検討すべき理由

クレジットカードの支払い方法に「リボ払い」というものがあります。

 

クレジットカード会社からの案内にも「支払いが定額で便利」と宣伝されていることも少なくありません。

 

たしかに、リボ払いにすると、毎月の支払額を「決まった額」に設定することができるので、「ちょっと使いすぎてしまった」場合でも、引き落とし口座の残高不足を心配する必要がありません。

 

しかし、リボ払いには落とし穴もあります。リボ払いの怖さを知らないまま、クレジットカードでのショッピングを続けると、利用料が膨らんでしまうことも少なくありません。

 

また、リボ払いは、「決まった額」しか引き落とされないため、「毎月支払っているのにカードの返済が終わらない」という状況になりがちです。

 

今回は、「リボ払いの返済が終わらない」と感じている人のために、「リボ払いのリスク」と「リボ払いを終わらせるための3つの方法」を紹介します。
また、『リボ払いでなら支払っていけるが、毎月の返済額が増えるだけで生活に影響が出る。』

 

『月末になると生活費が足りず、消費者金融やキャッシングを利用してしまう。』

 

このような状態の方は、既にその借金を返済できる見込みはほぼありません。

 

どの法律事務所に相談をしたら良いか分からない方は匿名で利用できる、無料シミュレーションサイトの利用が便利です。

 

それでは解説をしていきます。

クレジットカードの支払い方法

リボ払いを含めたクレジットカードの支払い方法を確認しておきましょう。

 

クレジットカードの支払い方法は、次の6種類です。リボ払いとフレックス払いは実質同じようなものなので、それ以外の5種類について簡単に説明します。

 

・1回払い(手数料なし):
・2回払い(手数料なし):
・分割払い(手数料あり):
・リボ払い(手数料あり):
・ボーナス払い(手数料なし):
・フレックス払い(金利手数料あり):

 

1回払い・2回払い・ボーナス払いでは手数料が発生しない

クレジットカード最も原則的な支払い方法は、「1回払い」です。

 

クレジットカードは、「立て替え払い」をするための決済手段なので、本来は「預金口座には、支払えるだけの資産はあるが、あいにく手元に現金ない」という場合に用いるものです。

 

したがって、支払える資力が十分にあるのであれば、手数料が発生しない最も簡便な方法である1回払いがベストの支払い方法といえます。

 

意外に知られていないのが、クレジットカードでのショッピングは「2回払いでも手数料が発生しない」ということです。

 

クレジットカードで高額な買い物をするときであっても、2回に分割できるだけでもかなり負担が減ります。

 

また、「ボーナス払い」は、あらかじめ設定したボーナス月に1回で支払う方法です。

 

ボーナス払いの場合にも手数料は発生しません。

 

しかし、決済時期が遅くなることから、ボーナス払いを利用できるのは、家電量販店でのショッピングの場合などに限定されていることが一般的です。

 

3回以上の分割払いには、「手数料」が発生する

クレジットカードでのショッピング分を「3回以上の分割」で支払うと「手数料」が発生します。

 

消費者金融などから借金した場合の金利に相当するものですが、ショッピング分は厳密には「借金ではない」ため「利息」という言葉を用いません。

 

一般的なクレジットカードの手数料は、年15%前後なので、銀行カードローンから借金した場合と同等です。

 

リボ払いは、「利用総額」を一定額ずつ返済する方法

「リボ払い」(リボルビング払い)は、「利用総額」を決められた「定額」で分割返済する支払い方法です。

 

毎月の支払額は、利用残高に応じて金額が決まっている場合(残高スライド式リボルビング払い)や、あらかじめ自分で設定した金額が適用される場合などがあります。

 

下の図は、「10万円」、「6万円」、「5万円」の買い物をクレジットカードでしたときに、「5回の分割払い」にした場合と、「毎月2万円のリボ払い」で支払った場合を比較したものです。

 

分割払いの場合は、「それぞれの利用額を分割回数で頭割りした金額の合算」が毎月の支払額となります。

 

これに対して、リボ払いは「『利用総額』をあらかじめ決められた金額」で返済する方法です。

 

下の図のとおり、リボ払いの方が毎月の返済額は少なくなります。

 

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リボ払いの落とし穴

リボ払いを利用すれば、毎月の支払額が大きく変わることがありません。

 

また、分割払いよりも月の支払い額が減るため、利用者にとっては便利な仕組みに感じるかもしれません。

 

しかし、リボ払いには落とし穴があります。

 

リボ払いの落とし穴に気づかずに「返済地獄」にはまってしまった人も少なくありません。

 

リボ払いを利用するときに気をつけなければいけないのは、次の2点です。

 

「リボ払い」は手数料の負担が重い
「リボ払い」は、利用総額が膨らみやすい

 

リボ払いは「手数料」が高い

リボ払いは、分割払いよりも多額の手数料を支払うことになります。

 

たとえば、上で紹介したケースでは、5回分割の手数料総額が7,466円(年15%で計算)なのに対して、リボ払いで支払う手数料総額は、14,720円(返済回数11回・年15%)になります。

 

「分割払いで返済できるとき」には、分割払いを利用した方が絶対に得です。

 

便利だからと安易にリボ払いを多用すると余計な手数料を支払わされてしまいます。

 

リボ払いは「返済額<利用額」になりやすい

リボ払いを利用したときには、「決められた金額」しか返済されません。

 

たとえば、上の例のように毎月の支払い額を2万円と定めていれば、2万円以上利用したときには、利用額は増えてしまいます。

 

当たり前のことなのですが、「リボ払いが終わらない人」は、設定した返済額以上に、毎月新規にクレジットカードを利用していることが少なくありません。

 

最近では、クレジットカードに付与されるポイント目当てで、スマホ料金や公共料金の支払いもクレジットカードで決済する人が増えています。
たとえば、「リボ払い専用カード」でスマホの支払いをしていれば、毎月のスマホ利用料金も「リボ払い」で支払われます。

 

毎月の支払い額を2万円に設定しているときに、毎月1万円をスマホ料金として利用していれば、実際の返済額は1万円しかありません。

 

リボ払いは、利用残高がゼロにならならい限り永遠に手数料を支払い続ける仕組みです。

 

スマホ料金のように毎月必ず発生する支払いを「リボ払い」にすれば、それだけで「リボ払いが永遠に終わらないリスク」が高まります。

 

また、1回払いが当たり前の支払いに手数料が発生するのも無駄といえます。

 

ところで、クレジットカード会社は、リボ払いの利用を盛んにアピールしてきます。

 

ポイント制度もリボ払い分は優遇されていることも少なくありません。

 

しかし、それは顧客へのサービスではなく、「リボ払いが最も楽に手数料収入を増やせる仕組み」だからです。

 

「リボ払い」は、消費者金融や銀行カードローンの借金返済にも用いられる方法

「リボ払い」は、クレジットカードの返済方法として紹介されることが多いです。

 

しかし、実際にはその他の場面でも多く用いられている返済方法です。

 

消費者金融や銀行カードローンの返済方法は、例外なく「残高スライド制リボルビング払い」を採用しています。

 

「リボ払い」は、「返済中に、追加借り入れをさせて手数料を取り続ける」ためのベストの支払い方法だからです。

 

クレジットカードのリボ払い利用分は、「消費者金融や銀行カードローンの借金と同じ」と考えておいた方がよいでしょう。

 

リボ払いを終わらせる3つの方法

「リボ払いが終わらない」と感じている人が「リボ払いを完済する」ための方法としては、次の3つの方法が考えられます。

 

・これ以上利用残高を増やさない
・繰り上げ返済を実施する(毎月の返済額を増やす)
・債務整理

 

リボ払いが終わらない原因は、「返済額に対して毎月の利用額(追加される利用額)が多すぎる」ことに尽きます。

 

したがって、「リボ払いの利用額を減らす」が「返済額を増やす」しか解決策はありません。

 

「これ以上使わない」のが完済への一番の近道

さまざまな支払いのすべてを「『リボ払い専用カード』で決済している場合」や、「支払い方法としてリボ払いを選択している」場合は、決済カードの変更や支払い方法の変更を行いましょう。

 

スマホ料金のような「固定の支払い」がリボ払いから外れるだけで、リボ払いの負担は大きく減ります。

 

通常のショッピングもしくはキャッシング利用額が多すぎる人は、これ以上リボ払いでのカード利用を控えるほかありません。

 

借金の問題と同様に、クレジットカードの解決方法も「追加に使わずに返済する」ことが完済への一番の近道です。

 

返済設定額を増やす(繰り上げ返済する)

「クレジットカードを使いすぎているわけではないのにリボ払いが終わらない」ときは、「毎月の返済額が少なすぎる」ことが原因です。

 

毎月の利用額を正確に把握した上で、「借金を減らせる返済額」を設定しましょう。

 

また、お金に余裕があるときには、「繰り上げ返済」を積極的に行うことも非常に有効です。

 

「毎月の返済額が少なくて良い」のは、「顧客の負担を減らすため」ではなく「手数料と長くとるため」です。

 

資力に余裕があるときには、余計な手数料を支払わないためにも、積極的に繰り上げ返済をしましょう。

 

利用状況の改善ができなければ債務整理

ウェブ決済が増えたいまとなっては、クレジットカードは私たちの生活になくてはならない存在です。

 

しかし、クレジットカードのリボ払いの怖さは、「仕組みを知らない」ことで、返済能力に問題がない人でも「リボ払い地獄」に陥る可能性があることです。

 

消費者金融や銀行カードローンの借金問題は「借りなければ発生しない」問題です。

 

しかし、リボ払いの問題は、適正な利用しかしていなくても仕組みを知らなければ「永遠に手数料を支払わされる」可能性があります。

 

他方で、「リボ払いの利用状況の改善」ができない人は、早急に債務整理で解決することを検討すべきでしょう。

 

繰り上げ返済を実施できない(毎月の返済額を増やせない)ときには、すでに資金繰りがギリギリという場合が少なくありません。

 

リボ払いの返済のために、消費者金融から借金するのは、「さらに高い利息の借金を増やす」だけなので本末転倒です。

 

債務整理の3つの方法

クレジットカードのリボ払いも、消費者金融や銀行カードローンと同様に債務整理で解決することができます。

 

債務整理には、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の3つの方法があり、収入や負債の状況に応じて選択することができます。

 

クレジットカードのリボ払いだけであれば任意整理で解決できる

クレジットカードのリボ払いだけが問題であれば、総額で100万円に満たないことが少なくありません。

 

最近では、年金生活者や定収入のアルバイト、パート主婦でもクレジットカードを保有している人が少なくありません。

 

これらの人にとっては、30万円のリボ払いでも完済が難しいこともあるでしょう。

 

任意整理をすれば、リボ払いのために今後発生する手数料はすべて免除されます。

 

したがって、返済可能な金額にあわせて分割払いを設定してもらえれば、完済することも可能です。

 

30万円の利用残高でも60枚の分割返済であれば、毎月5,000円の支払いで解決できます。

 

クレジットカード2枚60万円でも毎月1万円の支払いです。

 

任意整理は、「毎月返済できるだけの収入」があれば、年金生活者やパート・アルバイトでも行うことができます。

 

専業主婦であっても家計のやりくりで確実に返済できる金額で解決できるのであれば任意整理することができます。

 

任意整理は、裁判所を用いない手続きなので、家族を含めた他人に知られることなく行うことも不可能ではありません。

 

「リボ払いの返済が終わらなくて苦しい」と感じたときには、「消費者金融で借金してリボ払いを支払う」のではなく、債務整理を検討しましょう。
任意整理については下記ページで詳しく解説をしています。

 

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

 

クレジットカード以外にも借金があり負債が多いときには個人再生

「リボ払いが終わらない」、「クレジットカードの利用状況を改善できない」人には、すでに消費者金融や銀行カードローンといった「他の借金」を抱えていることも少なくありません。

 

借金(カード利用額)の総額が100万円を超えるときには、個人再生を利用するのもひとつの方法です。

 

100万円以上の借金があるときに個人再生を利用すれば、借金を減額してもらえる可能性があるからです。

 

たとえば、「200万円の借金」がある人が個人再生をすると、借金を100万円に減額してもらえる可能性があります。

 

個人再生では3年の分割返済をすることが原則なので、毎月の返済額は27,000円です。

 

ただし、ローン完済済みの不動産や自動車や貴金属などの高価な財産があるときには、借金が減額されない場合もあります。

 

それぞれのケースで借金がいくらまで減額されるかは、個別に弁護士(司法書士)に相談して確認してください。

 

住宅ローンの返済があるために、クレジットカードのリボ払いや消費者金融・銀行カードローンの返済が厳しいときには、「住宅ローン特則付き個人再生」が効果的です。

 

住宅ローン特則を利用すれば、住宅ローンの返済条件を見直すこともできます(ローンの減額はできません)。

 

また、すでに住宅ローンの返済を延滞しているときでも、失った期限の利益を回復させることができます(住宅ローンの巻き戻し)。

 

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

 

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

 

どうしようもないときは自己破産

現在抱えている借金(の一部)を分割してでも返済できないときには、自己破産するほかありません。

 

借金の返済義務をすべて免除してもらえるのは自己破産だけだからです。

 

また、自己破産は実際にしてみるとあまりデメリットがないことも少なくありません。

 

官報に掲載されるといっても、一般の人や企業が官報をみることはまずありません。

 

さらに、自己破産しても「本当にすべての財産を失う」わけではありません。

 

現金や家具家電などは99万円分までは、自己破産をしても手元に残すことができます。それ以上の財産がない人にとっては、自己破産はデメリットが全くないことすらあります。

 

なお、リボ払いが膨らんだ原因が「浪費」であったとしても、裁判所の裁量で免責を受けられるので心配はいりません。

 

自己破産については下記ページで詳しく解説をしています。

 

参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?

 

「リボ払いが終わらない」のまとめ

毎月の支払額を一定額に抑えることができる「リボ払い」は一見すると非常に便利な支払い方法です。

 

実際にもリボ払いを上手に活用してショッピングしている人も少なくないでしょう。

 

しかし、「支払い額が一定」ということは、借金(利用額)が減るのも一定額に過ぎないということです。

 

リボ払いにしている人には、「実際の毎月の返済額がいくらか」、「毎月のクレジットカードの利用額がいくらか」ということに無頓着な人も少なくありません。

 

「リボ払いが終わらない」と感じたときには、クレジットカードの利用状況をきちんと把握することが大切です。

 

自分の手で利用状況を改善できないときには、できるだけ早く、弁護士・司法書士に債務整理の相談をしましょう。

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